親や家族の介護にも初任者研修の資格勉強が役に立つ!
介護は、身体が不自由になったお年寄りに対する正しい理解の上に成り立ちます。良かれと思ってやっていたことで病状の悪化を引き起こしたり、ちょっとした誤解から相手と不仲になってしまうことも少なくありません。トラブルを未然に回避し、お互いが心地よく過ごしていくためにも、介護の基本的な知識は身につけておきたいものです。 親や家族の介護に備えて、はじめて介護の勉強をスタートさせようという人には、介護職員初任者研修の受講をおすすめします。介護の仕事に就職する予定がなくても受講が可能ですし、初心者に最適な優しい内容でカリキュラムが組まれているので安心です。全130時間の講義と演習で、介護を行っていく上で必要となる最低限の知識と技術を修得することができます。
親や家族の介護ならではの悩み
医師や看護師などの専門職に全てをお任せできる施設介護と異なり、在宅ではそばに居る家族がその責任を負わなければなりません。定期的な受診、服薬、介護用品の補充、さらには病状が急変した際の対応も家族がいち早く動かなければならず、仕事や家事への影響は避けられません。
実親の場合は特に自分の子供に対し過度に期待する傾向があり、介護する側の精神的な負担や言い争いになることも少なくないでしょう。
介護の悩みは家庭内でのいざこざでもありますので、外で打ち明けることが難しく、誰にも相談をせず一人で抱え込んでしまう人もしばしば見られます。
また、病状を悪化させまいと安静を強いたり、少しでも元気になってもらおうと自己流でリハビリを行うなど、良かれと思ってやっていたことが不測の事態を引き起こすこともあります。
中には介護サービスが利用できることを知らず、腰痛を悪化させながら介護を続けている人も未だ多いのが現状です。
親の介護に備えて介護職員初任者研修を受講しよう
介護職員初任者研修は実際に親の介護を目の当たりにしている人が、介護についての知識や技術を身につけることにより、自信をもって介護をしていくことを目的に受講するケースが多く見られます。
1ヵ月という短い期間で修了できることから、仕事や育児をしながらの受講も可能ですので、今は介護職に就く予定がなくても、将来に備えて受講しておくことをおすすめします。
介護職員初任者研修のカリキュラムには、介護の経験が全くない人でも無理なくスタートできる内容になっています。食事や入浴、排泄などの基本的な介護のノウハウをはじめ、老化に対する理解、認知症高齢者とのコミュニケーション方法などを介護のプロから学ぶことができますので、いざ親や家族に介護が必要になった時にも慌てず、無理なく対処することができるでしょう。
介護職員主任者研修では、介護保険制度の概要や介護サービスの実情にも触れることができます。
日々の介護において発生した問題や悩みを、いつ何処に相談したら良いかを事前に知っておくことは、親の介護をしていく上で最も大切なことです。
介護職員初任者研修を受講して、介護についての幅広い知識を事前に身につけておくことで、親の介護を一人で抱え込んでしまう事態を避けることができるでしょう。